2008年02月19日
C型肝炎に対するインターフェロン治療
2月16日日本消化器病学会近畿支部例会に参加しました。C型肝炎に対するリバビリン+PEGインターフェロンの治療が普及しています。治療開始後、4週までにウイルスが陰性化する場合(RVR)には100%、12週までに陰性化する場合(EVR)には75%、24週までに陰性化する場合(LVR)には28%の著効率が示されています。当院でも70歳までの方には積極的に治療をお勧めしています。C型肝炎といわれた方は是非一度相談してください。一方医学は進歩しましたが、膵臓癌は未だその検出は大変難しく、5年生存率は5.9%と最も予後の悪い疾患の一つです。膵嚢胞合併例や膵管拡張例では9.1倍高危険群であるというデータが示されていました。膵臓の超音波検査はなかなか難しいですが、それでもやはり定期的に検査をするようにしましょう。野田消化器科クリニック 野田昌男
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