潰瘍性大腸炎では5-ASA製剤を中心に内視鏡的寛解をめざし、寛解が得られたなら2,3年は用量を減らさず内服を継続することが大切であるという。確かに5-ASA製剤はたとえ少しくらい高用量が長期になっても、他の治療薬AZAやInfliximabに較べればやはり安全な薬である。
B型肝炎に対する治療戦略がかわりつつある。今までB型肝炎に対して核酸アナログ製剤の投与が始まって15年が経過するが、一生服用を続けなければならないのが大きな問題であった。症例の蓄積と解析の結果、HBsAg < 1.9 LogIU/mかつHBcrAg < 3.0 LogIU/mLの症例では、核酸アナログ製剤を中止できること、またHBeAgおよびHBV-DNAの陰性化期間が1年以上で、HBcrAg < 4.0 LogIU/mLの症例では、INFによるSequencial療法によりHBsAg陰性化が可能であることが示された。
そのほか、赤ワインに含まれるレスベラトロールに抗腫瘍効果があるとする発表、温州みかんに含まれるベータクリプトキサチンに耐糖能、食後の高脂血症を改善作用がありNAFLDに対して有効であるという発表などが興味深かった。
診察時間
休診日
休診・代診
最近の投稿
- 看護師さん募集(パート) 2024年3月13日
- 医療事務さん募集(パート) 2024年3月13日
- AIによる胸部X線画像診断装置を導入しました 2023年5月29日
- 第105会日本消化器内視鏡学会参加報告 2023年5月29日
- 外来担当医について 2023年5月20日